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<浜岡・防災実動訓練>屋内退避「すし詰め」 福祉施設や病院

(2016/2/4 08:09)
入所者をベッドごと退避スペースに移動させる施設関係者=3日午前10時10分ごろ、御前崎市池新田
入所者をベッドごと退避スペースに移動させる施設関係者=3日午前10時10分ごろ、御前崎市池新田

 3日の原子力防災実動訓練で、御前崎市の福祉施設や市立御前崎総合病院は、国の補助で2015年3月に整備した放射線防護施設を使い、初の屋内退避訓練に取り組んだ。既存の建物内に設けられスペースも限られた同施設に、多くの入所者や患者を移動させるリスクなどが浮かんだ。
 「急いで」。同市池新田の特別養護老人ホーム東海清風園。市から無線で屋内退避の指示が出されると、職員が入居者10人を居室からベッドごと運び出した。放射性物質の侵入を遮断する防護施設がある棟に、慌ただしく移動させた。
 約20分で完了したが、原子力災害時、実際に移動が必要な入所者は110人以上に上る。山本雅美施設長(55)は「スムーズにいくかどうか。移動できても退避施設はベッドですし詰め状態になる」と不安をのぞかせる。食料の備蓄は7日分あるが、防護施設に清浄な空気を送り込んだりするための自家発電は3日ほどの運転が限度という。
 御前崎総合病院では関係機関と連携し、原発で被ばくした作業員の初期治療手順を確認。担当者から「原子力災害時、入院患者を屋内退避させ、並行して被ばく治療を行うのは考えただけでも大変」と本音が漏れた。
 

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