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静岡DCAT始動 関係団体が連携、災害関連死防げ

(2017/10/8 11:50)
体が不自由な人の移送訓練に取り組む静岡DCAT隊員ら=9月上旬、静岡市駿河区
体が不自由な人の移送訓練に取り組む静岡DCAT隊員ら=9月上旬、静岡市駿河区

 DCATの主な役割は、混乱が予想される避難所内などから要配慮者を見つけ出し、医療や福祉などの支援機関につなげる「福祉的トリアージ」。研修に参加した聖隷福祉事業団生活相談員の下尾貴史さん(38)は「私が気付けないことに他のメンバーが気付いてくれた。いろんな職種が関わることで見落としがなくなる」。県立大看護学部4年大川佳穂さん(21)は「メンバーの立場が違う中で避難者の優先順位を決めるのは難しかった。実際の現場で混乱しないよう訓練を重ねることが重要だと思う」と振り返った。
 指定避難所での生活が困難と判断した場合は、医療機関や福祉避難所などに対象者を移すが、寝たきりや車いすの人が移送時の事故でけがをするケースも少なくない。研修では、介護施設職員から「まひの部位や程度を確認する」「体を動かしたり持ち上げる時は驚かさないよう声を掛ける」といった注意点を聞いた上で、参加者は要配慮者の移送訓練にも取り組んだ。スムーズに支援活動を行うためには、避難所でチームの役割を分かりやすく被災者に説明することも重要。講師を務めた県立大短期大学部社会福祉学科の鈴木俊文准教授(40)は「DCATの社会的な認知度を高めないと要請も来ない。県民と福祉施設に周知を図るとともに、災害医療や精神医療などの関係団体とも連携を図っていきたい」と意欲を示した。

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