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女性被災者の支援迅速化 市民団体連携、地域超え共助 静岡

(2017/4/9 11:00)
過去の講座内容を振り返りながら今後の方針を検討する職員=4日、静岡市葵区の市女性会館
過去の講座内容を振り返りながら今後の方針を検討する職員=4日、静岡市葵区の市女性会館

 災害時に女性被災者のニーズに沿った支援を迅速に提供できる環境をつくろうと、静岡市女性会館(同市葵区)が市内の市民団体との連携づくりを進めている。被災者の困り事を聞き取ったり支援情報を拡散したりする役割を、市民団体がそれぞれの得意分野を生かして担い、地域を超えた共助の仕組みを構築することが狙い。
 取り組みは、全国の女性関連施設を結ぶ全国女性会館協議会が2016年の熊本地震で行った支援活動をヒントに始まった。同協議会は大規模災害時、インターネット上で情報の発信や交換ができる相互支援システムを構築している。熊本地震では被災地の施設が災害弱者になりやすい女性や子どものニーズを拾って発信し、情報を受け取った被災地外の施設が支援した。東日本大震災を経験した地域から、避難生活の中で必要になる情報の提供も行われた。
 このシステムを有効活用するために市民団体の協力を得ようと静岡市女性会館は15年度から「団体力パワーアップ講座」を始めた。これまでの参加者は市が認定する男女共同参画団体41団体の延べ約60人。大地震が起きた想定でさまざまなワークショップを行い、防災意識を高めている。
 災害時に各団体が直面する困り事と実施可能な支援活動を具体的に考えるワークショップでは、「ヒト・モノ・カネ」の視点で団体ごとに強みと弱みを整理し、一覧表にまとめた。講座を企画した会館職員の萩原美栄子さんは「日ごろ防災活動に関わっていない市民にも、被災者を支援する力があることに気付いてほしい」と意図を説明する。

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