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巨大地震―その時どうする 静岡の自治会、団地舞台にシナリオ

(2017/2/26 12:00)
南海トラフ巨大地震発生を想定したシナリオの続編の構想を練る松村皐月さん(右)と上杉忍さん=1月27日、静岡市駿河区大谷の洋光台
南海トラフ巨大地震発生を想定したシナリオの続編の構想を練る松村皐月さん(右)と上杉忍さん=1月27日、静岡市駿河区大谷の洋光台
手作りの展示で備えの大切さを呼び掛ける防災委員会メンバーら=2月4日午前、静岡市駿河区大谷の洋光台ホール
手作りの展示で備えの大切さを呼び掛ける防災委員会メンバーら=2月4日午前、静岡市駿河区大谷の洋光台ホール

 南海トラフ巨大地震が実際に起きたら住民は何をすべきか-静岡市駿河区大谷の洋光台自治会防災委員会が、大地震発生を想定したシナリオ「洋光台の絆」を作成し、町内会報で全6回に分けて2016年2月まで連載した。自分たちが住んでいる団地を舞台に、地理的な条件や予想される被害状況を反映させ、地震発生直後の1日間を小説風に描いた内容。住民に求められる行動を具体的に提示し、防災意識を高めた。
 「201×年1月×日午前10時半、突然大地が揺れだした。団地住民の多くはサラリーマンで、児童生徒は学校にいる時間帯だ」。シナリオは大地震が突発的に発生した想定で始まる。
 最初に登場するのは、町内会の組長を務めるお宅の専業主婦「有馬さん」。自宅内で揺れに耐えた後、隣のおばあちゃんを心配し、声を掛けに行く。その前に、「とりあえず、我[わ]が家にけが人はいないから、白タオルで表示しよう」。白タオルを玄関に掲げて安否確認を行うのは、同団地で事前に取り決めているルール。シナリオは防災上、必要な行動を示しながら進む。
 執筆したのは、防災委員会を取りまとめる松村皐月同自治会副会長(74)。東日本大震災後、被災地の岩手県でボランティア活動を行った経験から、「事前に災害のイメージを膨らませることが防災につながる」と、執筆を思い立った。シナリオは各回A4判1枚分で、仮名の登場人物が住民同士助け合いながら大災害に対応する様子を描いた。三角巾を使った救急救命法や座椅子と担架、リヤカーを組み合わた患者搬送法なども物語の中で紹介している。

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