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廃校避難所 地域で活用 浜松・天竜区に計6カ所

(2016/10/9 11:00)
浜松市の指定避難所として活用している旧西浦小の教室=今月上旬、天竜区水窪町
浜松市の指定避難所として活用している旧西浦小の教室=今月上旬、天竜区水窪町
各地域では自主防災隊が器材の点検などに努めている=9月上旬、浜松市天竜区佐久間町峯地区
各地域では自主防災隊が器材の点検などに努めている=9月上旬、浜松市天竜区佐久間町峯地区

 人口減少が進み、廃校の数が増えている浜松市天竜区で、市が廃校になった施設を指定避難所として活用している。住民の安全促進を図り、受け入れ態勢を整えている。各地域では、自治会が自主防災隊として訓練や点検に努めている。
 市危機管理課によると、現在、同区内の市指定避難所は計38カ所。そのうち廃校を使った避難所は、旧下阿多古中、旧春野北小、旧龍山北小、旧龍山第一小、旧佐久間中、旧西浦小の計6カ所ある。
 同区水窪町西浦地区の旧西浦小では、9月1日に市水窪協働センターの職員が器材の点検を行ったり、避難所の状態を確かめたりした。同課の職員も年に3回、各避難所を訪れ、不足する医薬品などの補充を行っている。山間部で通信回線が行き届かない地域が多いが、常に外部と連絡が取れるように衛星携帯を準備している。避難所を開設して実際に避難した住民は少ないが、市は「こういう地域ではいつ災害が発生してもおかしくない。被害を最小限に抑えるためにも、迅速かつ積極的な対策をしていきたい」と話す。
 同区では台風や集中豪雨を原因とした土砂崩れや土石流、地滑りなどの災害発生の可能性は高い。1991年9月の台風18号では、同区水窪町で1時間最大雨量88・5ミリを記録し、集中豪雨により死傷者2人を出した。さらに、土石流の影響で全半壊8戸、床上と床下浸水は計79戸に上った。2013年4月には同区春野町で大規模な地滑りが発生。早い段階で住民が避難の必要性を認識したことで、人的被害を未然に防ぐことができた。「山間部で地盤が緩いため、日常生活と土砂災害は隣り合わせ」と地域住民。不安を抱いて暮らしている一方で、各地区の住民でつくる自主防災隊は定期的に訓練を行っている。

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