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「自助」なお課題 県総合防災訓練、市職員の指示待つ姿も 掛川

(2016/9/11 13:00)
住民主体で行われた避難所運営訓練。具体的な手順や流れを確認できた一方で「指示待ち」の住民の姿も見られ、自助の意識について課題も見えた=4日午前、掛川市
住民主体で行われた避難所運営訓練。具体的な手順や流れを確認できた一方で「指示待ち」の住民の姿も見られ、自助の意識について課題も見えた=4日午前、掛川市

 掛川市を舞台に4日行われた県総合防災訓練。4月の熊本地震を教訓に、広域避難所運営や支援物資輸送などの手順を確認した。さまざまな具体的課題が浮き彫りになり、関係機関の連携確認など一定の成果があった一方、参加者からは、地域住民の自助の意識が必ずしも高いとは言えなかったとして「この様子だと熊本の二の舞いを演じることになってしまうのでは」などと案じる声も聞かれた。
 「何をしていいか分からない」―。広域避難所に指定された同市南部の市立大須賀中。米軍から続々と届く物資を中学生が手早く受け取る中、避難所運営訓練が行われた体育館では「指示待ち」の住民が、手持ち無沙汰な様子で過ごす姿も少なくなかった。
 同市では、市内42カ所の広域避難所ごとに運営マニュアルを作成し近年訓練を行っている。市は「自助の精神は比較的根付いている方だろう」として避難所運営を住民に任せたが、実際は「結局、市の人がほとんど仕切っていた」(参加者)のが実情。具体的な手順や流れを確認できた一方で、結果的には課題山積の現状を突き付けられた形でもあった。「住民の中では、誰かがやってくれるだろうという意識は根強い」と市危機管理課。
 市は、地区避難所ごとにリーダーが住民のニーズを把握し、いったん広域避難所の市災害対策支部に集約し、そこから本部に情報を上げる仕組みを採る。地区避難所から広域避難所の災対支部に一定時間連絡や要望がない場合、支部の係員が様子を聞きに行く決まりになっているという。

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