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田子の浦港の津波対策着手 富士市予算案「第3波除堤」補強

(2019/2/7 17:06)
富士市が津波対策の一環で県と連携して「第3波除堤」の機能強化に乗り出す田子の浦港=7日午前、富士市内
富士市が津波対策の一環で県と連携して「第3波除堤」の機能強化に乗り出す田子の浦港=7日午前、富士市内

 静岡県富士市は県と連携して2019年度、千年に1度とされる最大クラスの津波(レベル2)で浸水被害が想定される田子の浦港周辺の対策として、駿河湾からの波を低減する「第3波除堤」の機能強化に乗り出す。24年度の完成を目指し、測量調査や基本設計に着手する。7日午後に発表する19年度当初予算案に負担金6900万円を盛り込む。
 県の第4次地震被害想定では、レベル2の津波が発生した場合、周辺の168ヘクタールが浸水し、死者は90人に上るとされている。市は第3波除堤を補強することで浸水域を129ヘクタールに減らし、防災訓練などのソフト対策と合わせて死者をほぼゼロに抑え込む減災効果を見込んでいる。
 第3波除堤は港湾口部分の東西両側にあるコンクリート製の構造物。長さは両側とも約60メートル。県が整備し、西側は07年度、東側は10年度に完成した。19年度は耐震診断や周辺環境の調査を行い、補強の基本設計に入る。
 市産業政策課によると、基本設計では波除堤の海底部分に石やブロックを敷き詰めて強度を高める手法やかさ上げなど、複数の案を比較検討して最適な工法を選定する方針。順調に進めば、20年度に実施設計を行い、21年度に着工する見込み。
 市は当初、港湾を取り囲む防潮堤の建設を検討したが、膨大な事業費と周辺の経済活動への影響を理由に方針を転換。18年3月に波除堤を補強する方針を打ち出していた。

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