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精度高め発表頻度減へ 静岡県の土砂災害警戒情報基準

(2018/12/11 08:10)

 土砂災害警戒情報の発表基準の見直しを協議する「県土砂災害警戒避難基準雨量検討委員会」の第2回会合が10日、静岡県庁別館で開かれ、見直し案が了承された。精度向上を目指して過去の災害データから基準を再設定したことで、発表の年間平均回数は市町当たり0・78回から0・58回になる見込み。2019年6月ごろからの運用を目指す。
 同情報は、過去の災害の短期降雨指標(1時間積算雨量)と長期降雨指標(土壌雨量指数)により地域ごとに設定された土砂災害の危険度の境界となる線「クリティカルライン(CL)」を基準にして、県と静岡地方気象台が共同で発表。市町の避難勧告の発令や住民の自主避難の参考となっている。降雨や土砂災害のデータが蓄積されてきたため、07年6月の運用開始後初めて基準を見直すことになった。
 1990~2017年の全災害997件のうち、同情報の発表対象だった150件を検証。同規模の災害に対し今後確実に同情報を発表できるよう、各地域の降雨や地形、地質など地域特性を考慮したCLを再設定した。さらに、一時的に雨量が増えるが災害には至らない場合が多い夕立などに対する発表の“空振り”を防ぐため、下限値も再調整した。
 見直しの結果、同情報の発表頻度が現在の4分の1程度に減る可能性のある自治体もあるという。県砂防課の担当者は「発表時、土砂災害の危険に直結する可能性は、現在よりも高まる。各自治体、個人で迅速な対応が求められる」と話した。

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