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長期停電経験で備え再考 浜松の特養職員、利用者家族に教訓

(2018/11/25 08:19)
長時間停電を経験した特別養護老人ホーム「第二南風」で実施した防災訓練。職員の危機意識が高まり、利用者家族の訓練への理解も深まっている=11月上旬、浜松市南区
長時間停電を経験した特別養護老人ホーム「第二南風」で実施した防災訓練。職員の危機意識が高まり、利用者家族の訓練への理解も深まっている=11月上旬、浜松市南区

 台風24号に伴う大規模停電が続いた浜松市の社会福祉施設などで、長時間停電を経験したことにより職員の災害に対する危機意識が高まり、利用者家族の防災訓練への理解も深まっている。停電時には非常食を活用した食事を実際に提供するなど災害対応のノウハウや教訓を得た施設もあった。
 県内各地の福祉施設で防災訓練が行われた「社会福祉施設防災の日」の1日、同市南区倉松町の特別養護老人ホーム「第二南風」では地震に伴う津波避難や火災の初期消火などの訓練に臨み、停電への備えも確認した。沿岸から約800メートルに位置し津波避難ビルにも指定された同施設。大地震に伴い津波警報が発令されたとの想定で訓練を開始し、職員が実際にデイサービスの利用者約40人をスロープなどを使って上階に避難させた。
 職員の伊藤猛史さん(38)は「以前は訓練に対する反応が薄かったが、停電直後の今回は利用者家族からも前向きな声が多かった」と話す。
 同施設は台風24号が接近した9月30日深夜から10月4日午前10時半ごろまで停電が続いた。太陽光発電設備はあったが、最低限の電源しか確保できず、夜間のケアや調理などで不便を強いられた。デイサービスも2日断らざるを得なかった。
 下位彰吾施設長(42)は「せいぜい1日で復旧するだろうと思い初動が遅れた。職員も災害に対してどこか人ごとだった」と反省する。

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