静岡新聞NEWS

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • mixiチェック

在宅患者、停電時どう守る 台風24号受け静岡県内、検証の動き

(2018/10/25 17:01)
医療、福祉関係者らが大規模停電を踏まえた対応策を語り合った専門部会の会合=20日、磐田市大原
医療、福祉関係者らが大規模停電を踏まえた対応策を語り合った専門部会の会合=20日、磐田市大原

 台風24号に伴う大規模停電を受け、静岡県内の医療、福祉関係者らが病気や障害のある在宅患者の災害時支援強化に向けた検討を始めている。中東遠地域では官民組織の専門部会が当事者や家族を招いた学習会を開き、停電時の検証や課題の共有を進める。他地域でも職種別も含めた検証の動きがあり、県も情報収集に乗り出している。
 「酸素ボンベが足りなくなるのではと、心配で心配でたまらなかった」。磐田市で20日開かれた中東遠圏域自立支援協議会の専門部会。在宅で人工呼吸器を常に使用する子を持つ県西部の父親は、停電した3日間に感じた不安を来場者に語った。会合には部会員の医療機関や福祉事業所、自治体などから約100人が出席し、停電時の活動を振り返った。
 同部会長で磐田市立総合病院小児科部長の白井真美さんは、人工呼吸器を常時使用する患者の家族に個別に連絡した体験を語り、連絡態勢の改善策を課題に挙げた。「時間的な余裕はない。現場のニーズを把握し、関係機関がしっかりつながっていくことが重要」と呼び掛けた。
 出席した障害のある市民からは、メールやSNS(会員制交流サイト)の効果的な活用や、福祉避難所の早期開設を求める意見も出た。
 浜松市も24日、自立支援協議会の会合で出席者から停電時の状況を聞いた。県障害福祉課は県内8圏域の情報収集を進めていて、担当者は「中東遠の会合はタイムリーで好事例。圏域で出された現場の情報や課題を県全体で共有できるよう、対応を図りたい」と話す。

防災・減災の記事一覧

ニュースアクセスランキング

  • 読み込み中です・・・
静岡新聞データベース

SBSテレビチャンネル

YouTube
こどもみらいプロジェクト「おやこアットエス」
静岡新聞SBSスクープ投稿
静岡新聞モバイルサイト