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静岡市を主会場に県防災訓練 悪天候影響、大幅縮小

(2018/9/3 07:33)
担架など救助用具の取り扱いを体験する静岡市立中島中の生徒ら=2日午前、同市駿河区の同校
担架など救助用具の取り扱いを体験する静岡市立中島中の生徒ら=2日午前、同市駿河区の同校

 大規模地震の発生を想定した静岡県総合防災訓練は2日、静岡市を主会場に行われた。同市での実施は10年ぶり。悪天候の影響でメイン会場を含め大半の屋外型の訓練が中止になるなど規模を大幅に縮小したが、医療救護や遺体措置、要配慮者の避難支援など屋内を中心にした訓練で共助や公助の備えを確認した。
 同市葵区の市立葵小では地元医師や歯科医師らが救護所の開設に取り組み、市中央体育館では県警などが多数の身元不明遺体を扱う収容所の運営を実施した。住民参加による要配慮者の移送訓練も展開。同市駿河区の市立中島中から近隣の福祉避難所に移る想定で、参加者がベルト式担架の使い方や電動車いすの運搬方法を学んだ。
 静岡地方気象台が同日、静岡県内全域に雷注意報を出していたほか、県中部などを対象に早朝にかけて竜巻注意情報を発表したことを受け、県が屋外訓練の中止を判断した。当初は行政や住民、防災関係者ら約6万8千人の参加を見込んでいたが、会場型の訓練のほか、ヘリコプターを使用した山間地の孤立予想集落対策や外国人旅行者も想定した清水港の津波避難訓練などが中止になった影響で、参加者は約1200人にとどまった。
 視察した川勝平太知事は「限られた訓練となったが、やるべきことは実施できた。参加者の意識も高かった」などと評価。田辺信宏市長は「県をはじめ、関係機関の連携を点検できた成果は大きい。今回できなかった訓練の実施は今後検討していく」と述べた。県などによると、沼津市は同日に予定していた訓練を中止したほか、伊豆の国市などが一部の実施を取りやめた。一方、伊豆市や掛川市など多くの自治体は予定通り訓練を展開した。

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