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南海トラフの最大津波高 中電、内閣府想定を否定

(2018/8/25 08:54)

 原子力規制委員会は24日、中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)3、4号機の審査会合を開いた。想定される最大の津波高「基準津波」について、中電は内閣府による南海トラフ巨大地震=マグニチュード(M)9・1=の想定で60秒と設定された「プレートの滑る時間」を「現実的でない」と否定し、独自の検討モデルの採用を求めたが、規制委側は再検討を指示した。
 プレート境界地震の際に「滑る時間」が長いほどゆっくりとプレートが動き、発生する津波は低くなるとされる。中電は、M9級の地震で詳細な波形が残る2004年のスマトラ沖地震と11年の東北地方太平洋沖地震を踏まえ、独自モデルの「滑る時間」を最短150秒と設定。浜岡原発の敷地前面の最大津波高を内閣府の想定より2・2メートル低い18・9メートルとした。
 これに対し、原子力規制庁の担当者は「二つの地震の事例だけで150秒以下の地震が起きないと言い切れるのか」と批判した。規制委の石渡明委員も内閣府の「滑る時間」を採用すべきだとの認識を示した。中電は再検討する考えを伝え、基準津波の審議は続けることになった。

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