静岡新聞NEWS

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • mixiチェック

災害時、外国人の情報共有 浜松、「黄色いカード」運用開始

(2018/7/18 08:06)
黄色いカードに日本語で情報を記入する在住外国人ら=17日午前、浜松市西区の市外国人学習支援センター(写真の一部を加工しています)
黄色いカードに日本語で情報を記入する在住外国人ら=17日午前、浜松市西区の市外国人学習支援センター(写真の一部を加工しています)

 浜松市西区雄踏町の市外国人学習支援センターは、大規模災害時に避難所などで在住外国人の情報共有に役立つ独自の「黄色いカード」の運用を始めた。17日に同センターで実施した防災訓練で参加者がそれぞれ情報を書き込んだ。同センター担当者は「避難所の運営側にも役立ち、外国人への防災意識啓発にもつながる」と話す。
 黄色いカードは、黄色のA4用紙に本人や家族、親戚、友人などの情報を事前に日本語で記入し、災害時に携帯して避難所受付などに提示する。
 国籍や母国語、日本語の習熟度、アレルギー・持病などの記入欄を設け、日本語が十分に話せなくても避難所運営者側が必要な情報を把握できるよう工夫した。使用言語や知人の連絡先も記入することで、出身国や言語が同じ外国人同士の協力や支援を促進させる狙いもある。
 同センターでは来日から間もない在住外国人が日本語を学習している。年2回の防災訓練で、地震を想定した避難訓練や災害用伝言ダイヤルの利用法、備蓄などの防災知識を実践的に学ぶ。今後はボランティアが補助できる訓練時にカード記入の時間を設ける。17日には訓練に参加した8カ国約20人がひらがなやカタカナでカードに情報を記した。
 個人や家族の情報を共有する既存の「防災カード」もあるが、様式はさまざま。外国語で記入した場合、避難所運営者側が理解できない可能性もある。同センター職員は「来日間もない人でも避難に困らない手だて。災害情報に注意を払うきっかけにしたい」とカードの活用に期待する。

防災・減災の記事一覧

ニュースアクセスランキング

  • 読み込み中です・・・
静岡新聞データベース

SBSテレビチャンネル

YouTube
こどもみらいプロジェクト「おやこアットエス」
静岡新聞SBSスクープ投稿
静岡新聞モバイルサイト