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西日本豪雨 全国降水総量、1980年以降で最大 静大教授分析

(2018/7/10 18:25)
72時間降水総量(概算値)
72時間降水総量(概算値)

 西日本を中心に甚大な被害をもたらした豪雨で、8日午前0時までの72時間に全国で降った雨の体積量(降水総量・概算値)が約553億立方メートルに達し、1980年以降で最大だったことが9日までに、静岡大防災総合センターの牛山素行教授による分析で分かった。牛山教授は今回の豪雨の特徴を「広域、多量、長時間にわたる大雨だった可能性が高い」と指摘。静岡県内でも豪雨に備え、ハザードマップなどで身近な場所で発生する可能性のある災害を確認する意義を強調した。
 分析結果によると、今回の豪雨は、浜松市付近に上陸した台風15号の影響などで過去最大だった2011年9月22日0時までの72時間降水総量(約491億立方メートル)を記録した大雨や、台風23号と前線の影響により全国で死者95人、行方不明者3人を出した04年10月22日午前0時までの72時間降水総量(482億立方メートル)を観測した大雨を上回ったという。
 また、牛山教授は今回の豪雨で堤防決壊による浸水が発生した岡山県倉敷市真備地区について、洪水ハザードマップ(計画規模)で想定浸水深が5メートル以上とされていることから「浸水すると被害規模が大きくなりやすい地域」と解説。静岡県内でも地域によって大雨が降れば豪雨災害が想定されるとした上で、「災害の多くは事前に予想された場所で起きる。日頃からどこで、どのような災害が発生する可能性があるのかを確認しておくことが重要」と話した。

 <メモ>降水総量 降った雨がどこにも流れ去らずそのままたまった場合の水の深さを示す「降水量」に、該当の「面積」を乗じて体積に換算した指標。牛山教授によると、今回は全国に約1300カ所ある気象庁の地域気象観測システム(アメダス)の降水量に、規定の平均面積を乗じて算出。経年による観測所の数や場所の変化を踏まえ、概算値として求めた。

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