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中小河川の洪水察知強化 静岡県、危機管理型水位計を設置へ

(2018/4/22 07:00)
狩野川沿岸に設置している簡易水位計を点検する国土交通省沼津河川国道事務所の職員=12日、沼津市内
狩野川沿岸に設置している簡易水位計を点検する国土交通省沼津河川国道事務所の職員=12日、沼津市内

 静岡県は2018年度、洪水時の水位観測に特化した小型で低コストの「危機管理型水位計」を、管理する105河川で設置していく。監視網の整っていない中小河川の氾濫が全国で相次いでいることを教訓に、水位監視態勢を強化する。リアルタイムによるデータ把握が可能で、迅速な住民避難の支援につながると期待されている。
 従来の水位計は、雨量や水位の増減を常時観測している。取得したデータは県が運営する防災情報ウェブサイト「サイポスレーダー」を通じて、リアルタイムで確認できる。
 危機管理型水位計は、一定の水位に達した場合のみ観測を開始する仕組みで、洪水時に絞った監視に適している。設置にかかるコストは従来型の10分の1以下と比較的安く、増設しやすい。
 17年夏の九州北部の豪雨では、筑後川流域の河川が氾濫し、死者・行方不明者41人に上った。16年夏の台風10号の豪雨では小本川の氾濫で、高齢者施設の入所者9人が亡くなった。いずれも水位計が未設置など監視体制が整っていない中小河川の氾濫が原因で、甚大な被害につながった。
 県はこれらを教訓に、国と連携しながら、水位計の設置が進んでいない中小河川の観測態勢を強化していく方針を決めた。管理する河川のうち(1)過去10年間で浸水実績がある(2)市役所や病院など重要施設付近を流れている-などの条件を当てはめて、該当する105河川を危機管理型水位計の設置河川とした。

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