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緊急地震速報に新手法導入 震源から遠い揺れも高精度に

(2018/3/23 07:12)

 大地震の発生時にスマートフォンのブザー音などを自動的に鳴らして知らせる緊急地震速報について、気象庁は22日から、揺れを予想する新システムを導入した。東日本大震災のような震源域が広い巨大地震が起きた場合、震源から遠い地域の強い揺れも高い精度で予想できるようにした。
 従来の手法はまず、伝わる速度が速く、揺れが小さい初期微動から震源と規模を推定。その震源を起点に、後からゆっくりと伝わり、大きく揺れる主要動を予想し、強い地震の恐れがある地域に警報を出している。
 この手法は、初期微動を捉えるため地震の発生直後に警報を発表できる一方、震源域が広いときには、離れた場所での強い揺れの予想が正確にできないことがあった。
 これに対し、PLUM(プラム)法と呼ばれる新システムは、強い揺れを観測した各地の震度計が、そのまま周辺地域で予想される地震を速報。実際の強い揺れから解析するため、震源からの距離に関係なく、まだ揺れが届いていない地域にも予想震度を伝えることができる。
 2011年の東日本大震災では、警報は東北地方にしか発表されなかったが、実際には、関東甲信地方のほとんどの地域で震度5弱以上を観測。従来の手法に新システムを組み合わせることで、こうした弱点を補完できるとしている。
 緊急地震速報の対象については、2カ所以上で地震波が観測され、最大震度5弱以上と予想される地震で、予想震度4以上の地域という基準に変更はない。

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