3日に静岡県地域防災訓練 4400団体64万人が参加
(2017/12/2 08:27)-
静岡県が定める「地域防災の日」の3日、県内34市町で地域防災訓練が行われる。3日を中心とした本年度の地域防災訓練には、自主防災組織や消防団、事業所など総勢で約4400団体約64万人が参加する見込み。南海トラフ巨大地震など地域ごとに最大規模の地震を想定し、さまざまな訓練を繰り広げる。
35回目となる本年度のスローガンは「防災は 日頃の備えと 地域の和」。自分と家族の命は自ら守るという「自助」や、皆で助け合い支え合う「共助」を主体的に実践することを主眼に、中高生など若い世代の訓練参加促進や女性のニーズを反映した避難所運営訓練などを県内各地に広げ、地域防災力の一層の向上を図る。
地域防災の担い手として期待される中高生は約7万人が参加見込み。孤立予想地域の住民によるヘリコプター誘導訓練も予定する。
参加市町は3日午前9時ごろ、災害・避難情報を特定エリア内の携帯電話に一斉配信する緊急速報メールの訓練配信も行う。
松崎町は3日が町長選の投開票日のため本年度の地域防災訓練は実施しない。
「地域防災の日」は1944年12月7日に起きた昭和東南海地震の教訓を生かすため、県が12月の第1日曜日と定めている。
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