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南海トラフ級 津波跡なし 静大・北村教授、河津2地点で調査

(2017/11/3 07:52)
津波堆積物調査の結果を説明する北村晃寿教授=2日午後、県庁
津波堆積物調査の結果を説明する北村晃寿教授=2日午後、県庁

 静岡県内沿岸部で津波堆積物調査を行っている静岡大防災総合センターの北村晃寿教授が2日、河津町の南海トラフ巨大地震の最大クラス(L2)の津波浸水域2地点で調査を行った結果、津波痕跡は見つからなかったという研究結果を発表した。
 海岸から北西約640メートルと、約280メートルのいずれも河津川近くの地点で調査を行った。深さ約8メートルのボーリング掘削をした結果、津波堆積物は検出されなかった。
 北村教授はこれまでの調査で、県内で最も津波堆積物の分布範囲が広いのは最大クラス規模でない約3400年前の「六間川-大谷津波」であり、「県内で過去4千年間、L2規模の津波は発生していない」との結論を出した。河津町の浸水域で同津波の痕跡が見つからなかったことから、今回の調査は北村教授の説を支持する結果となった。
 北村教授は、L2規模の津波について「『絶対に起こらない』とは言えない」とした上で、「科学的な見解を町づくりや防災の議論に生かしてほしい」と述べた。

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