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災害救命「医療バイク隊」 静岡県内の医師、看護師ら結成

(2017/9/28 07:41)
オフロードバイクで被災現場に駆け付けて医療活動を行う手順を確認するPMAライダースの隊員ら=17日、静岡空港西側の防災拠点構想エリア
オフロードバイクで被災現場に駆け付けて医療活動を行う手順を確認するPMAライダースの隊員ら=17日、静岡空港西側の防災拠点構想エリア

 静岡県内を中心にしたオートバイ愛好家の医師や看護師らが9月、災害時にボランティアで医療活動を行うバイク隊「PMAライダース」(代表・中山威知郎島田市民病院整形外科主任部長)を結成した。被災地で救急車がたどり着けない現場まで、医療従事者が自らオフロードバイクで駆け付け、人命救助に当たることを目指す。
 災害医療バイク隊は医師9人、看護師22人、薬剤師1人、事務職1人の計33人で結成した。医師の隊員には三重県や京都府など県外在住者もいる。阪神大震災をはじめ、過去の被災地では道路網の寸断で、救急隊員が車両で行き着けない現場が続出し、二輪の有用性が認識された。近年、被害状況などの情報収集を主に行うバイク隊は各地で発足したが、医療者がバイクに乗る災害ボランティア組織は全国的に珍しいという。
 当面の課題は、被災地の行政や医療機関、災害派遣医療チーム(DMAT)などとの連携方法の確立。中山代表は「医療者が直接現場に出向けば、適切な状況判断で救命処置ができ、効果は大きい。二輪の特性を生かし、少しでも多くの傷病者を救いたい」と活動の具体化に意欲を示す。
 被災地の悪路を安全に走行するには、日ごろからバイクの運転技術を磨く必要がある。県内にはオフロードバイク用の練習場がほとんどなく、中山代表は静岡空港西側にある防災拠点構想エリアの使用許可を求めている。
 同空港を交流拠点に地域活性化を図るNPO法人ソラノワの紅林真実理事長は「本県のオートバイ産業には世界的な発信力がある。災害医療バイク隊の活動を支援しながら、静岡空港をオートバイの聖地に育てる方策を探りたい」と将来的な展開を見据える。

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