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遠州灘海岸の防潮堤、3分の1完成 6.4キロ区間

(2017/4/15 08:33)
おおむね完成した防潮堤の一部=3月中旬、浜松市西区(静岡県提供)
おおむね完成した防潮堤の一部=3月中旬、浜松市西区(静岡県提供)

 静岡県と浜松市が遠州灘沿岸で進める防潮堤整備は、3月末時点で事業延長17・5キロのうち、3分の1以上となる計6・4キロ区間がおおむね完成した。2020年3月の完成目標に向けて予定通り工事は進んでいるものの、土砂の安定的な確保が課題となっている。関係者は土砂の一時保管施設(ストックヤード)の早期整備による安定供給に期待を寄せる。
 県河川海岸整備課によると、浜松市の今切口から天竜川までの防潮堤整備は13年度に着工した。事業費315億円のうち300億円を一条工務店グループからの寄付で賄う。県が防潮堤の工事、市は土砂確保と地元調整をそれぞれ担っている。
 おおむね完成した6・4キロ区間では、防潮堤の高さが13メートルとなり、今後は防災林となるクロマツなどを順次植えていく予定。土砂は阿蔵山(浜松市天竜区)から運んでいるが、十分な状況とは言えない。事業では計400万~500万立方メートルの土砂が必要になる見込みで、現在1立方メートルあたり約2千円の土砂価格は上昇傾向にあるという。
 同課の担当者は「東京五輪を控えた人件費や資材の高騰に加え、土砂の確保は不確定要素で一番の課題」と頭を悩ませ、土砂の出し入れの弁となるストックヤードの役割に注目する。
 県は17年度の早い時期にストックヤードを整備し、県外からの土砂を受け入れて整備箇所へと運搬する態勢を整える。主に防潮堤の整備が進む県中、西部に運ぶ構想だ。県河川企画課の担当者は「土砂の供給先と調整を進めている。文書で取り決めをした段階で場所を含めて公表する」としている。

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