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浜名湖連続殺人、二審も死刑 東京高裁、被告の控訴棄却

(2019/3/16 07:30)

 2016年に元同僚と知人の男性2人を殺害するなどしたとして強盗殺人や殺人、死体損壊など九つの罪に問われた宅地建物取引士の男(35)=浜松市北区三ケ日町大谷=の控訴審で、東京高裁(藤井敏明裁判長)は15日、一審静岡地裁の死刑判決を支持し、被告側の控訴を棄却した。
 判決理由で藤井裁判長は「一審判決に事実誤認がある」と弁護側が主張した点を挙げた上で「論旨は理由がない」といずれも退けた。浜松市西区の無職男性=当時(62)=の事件では、弁護側が反論した▽男性宅マンションから被告が運んだ箱に遺体が収納されていた▽防犯カメラに映った畳の染みが血痕―とする推認を「不合理な点はない」と述べた。
 京都府の工員男性=当時(32)=の事件でも動機の不明確さを指摘した弁護側に対し「殺害犯と被告の同一性が認定できないことにはならない」と被告の犯人性を認めた。警察署の留置場で被告から2人の殺害を告白されたと語る男性の証言は「被告から聞かなければ知り得ない情報を含み、客観的事実とも整合している」と信用性を認めた。
 一審の被告人質問で黙秘する被告に検察官が証拠を示すことを許した地裁の訴訟手続きについて「記憶喚起の必要があったとは言えない」と弁護側主張を一部認めたものの、黙秘権侵害は否定した。
 控訴審判決によると被告は16年1月29日ごろ、浜松市西区のマンションで元同僚の男性を財産目的で殺害し、キャッシュカードなどを奪った。同年7月14日までに男性の遺体を焼損するなどして浜名湖または周辺に遺棄。同年7月5日ごろ、磐田市のアパートで知人の男性の腹部を刃物で刺して殺害し、遺体を切断して浜名湖または周辺に遺棄した。

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