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浜名湖連続殺人、再び無罪を主張 控訴審、即日結審 3月に判決

(2018/12/19 12:26)

 2016年の浜名湖連続殺人事件で元同僚と知人の男性2人を殺害するなどしたとして強盗殺人と殺人、死体損壊、死体遺棄など九つの罪に問われ、一審で死刑判決を受けた宅地建物取引士の男(35)=浜松市北区三ケ日町大谷=の控訴審初公判が19日、東京高裁(藤井敏明裁判長)で開かれた。一審判決に事実誤認があるとして再び無罪を主張した弁護側の控訴趣意書を確認、新証拠の提出はなく即日結審した。判決は19年3月15日。
 藤井裁判長は弁護側に対し「一審の有罪判決に事実誤認があるとの内容の控訴趣意書で間違いないか」と確認。さらに弁護側が補充書を提出していて、一審の裁判員裁判の被告人質問で一貫し「黙秘」と発言した被告に検察側が記憶喚起のため証拠を提示することを許可した点について「裁判官の訴訟手続きに法令適用の違反がある」と指摘したことも確認した。
 被告の弁護人は閉廷後の取材に「一審の主張と大筋は変わらない」としたが、控訴趣意書で指摘した「事実誤認」の詳しい内容は明かさなかった。
 一審判決によると、被告は16年1月29日ごろ、浜松市西区のマンションで元同僚の男性=当時(62)=を財産目的で殺害し、キャッシュカードなどを奪った。7月14日までに男性の遺体を焼損するなどし浜名湖またはその周辺に遺棄。同年7月5日ごろ、磐田市のアパートで知人の工員男性=当時(32)、京都府=の腹部を刃物で2回刺して殺害し、遺体を切断し浜名湖またはその周辺に捨てた。

 <メモ>浜名湖連続殺人事件 2016年7月上旬から8月下旬にかけて、浜名湖畔で京都府の工員男性=当時(32)=の切断された遺体と浜松市西区の無職男性=当時(62)=の骨の一部が相次いで見つかった。静岡地検は2人の殺害や遺体の損壊、遺棄のほか、無職男性所有のマンションやバイクなどの名義を不正に変更したり、無職男性になりすまし年金をだまし取ったりしたとして、男(35)を強盗殺人など九つの罪で起訴した。18年2月23日、静岡地裁の裁判員裁判で男に死刑判決が言い渡された。

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