静岡新聞NEWS

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • mixiチェック

台風24号停電、感電防止で送電抑止 静岡県内、高圧電線に被害

(2018/10/16 07:51)
台風24号の通過後、飛来物が電柱に絡んで垂れ下がった高圧電線など=浜松市内(中部電力静岡支店提供)
台風24号の通過後、飛来物が電柱に絡んで垂れ下がった高圧電線など=浜松市内(中部電力静岡支店提供)

 台風24号に伴う大規模停電で、静岡県内の富士川以西の中部電力静岡支店管内では6600ボルトの高圧電線の断線・混線が1564本に上ったことが15日、中電への取材で分かった。通行人らが地面に垂れ下がった電線に触れることなどによる感電の重大事故を防ぐため、送電の復旧範囲をすぐに拡大しなかった。
 中電によると、通常レベルの台風による停電時は、変電所の送電範囲内ですぐに断線箇所を検知し、早ければ1分ほどの短時間で自動的に停電範囲を狭めながら順次送電していく復旧システムが働くという。
 しかし今回の台風は猛烈で、電柱103基が倒壊、傾斜した。高圧電線が道路上に接地するなど極めて危険な状態が各地で多発していることが予想されたため、断線したほぼ全ての地点に作業員を派遣し、安全確認を終えるまでは送電範囲を広げない措置を取った。
 担当者は「6600ボルトの高圧電線に触れれば感電死しかねない。通常より復旧に時間がかかっても、市民の安全を優先せざるを得ないと判断した」と説明する。他県で過去に感電事故の発生例があったことも考慮したという。同様の措置は2011年の台風15号などでも取ったが、例外的としている。
 中電の集計では断線・混線した1564本のほぼ半分は主に中山間地での倒木、残る半分は市街地での飛来物が原因とみられる。中電は10月末までに今回の停電が長期化した原因など検証結果を取りまとめる方針。

静岡社会の記事一覧

ニュースアクセスランキング

  • 読み込み中です・・・
静岡新聞データベース

SBSテレビチャンネル

YouTube
こどもみらいプロジェクト「おやこアットエス」
静岡新聞SBSスクープ投稿
静岡新聞モバイルサイト