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校内に産廃営業所 補助金流用告発の校長会見 静岡

(2018/10/12 08:21)

 菊川南陵高(菊川市)を運営する学校法人南陵学園の理事長と学園長が県の補助金約1900万円を不正流用したとされる問題で、2人を背任容疑で県警に告発した後藤雅典校長が11日、静岡県庁で記者会見し、2人が経営する産業廃棄物処理会社(焼津市)が同校の事務室の一画に営業所を構えていることを明らかにした。
 後藤校長によると、2016年6月ごろに突然、事務室に机などが搬入され、産廃処理会社の職員が常勤するようになったという。同社ホームページでは「菊川営業所」の所在地が学校と同じ住所になっている。後藤校長は「学校法人を私物化する極めて異常な事態」と批判した。
 産廃処理会社は取材に「担当者が不在でコメントできない」、学園側も「理事長や学園長と連絡が取れない」とした。
 県私学振興課は「目的や活動内容など実態を把握した上で、学校運営に支障を来していれば何らかの対策を講じる」と話した。
 告発状によると、16年1月以降、計2億円超が学園の口座から引き出され、同社に貸し付けられていた。うち約2800万円は未返済という。2人は夫婦で、妻が理事長、夫が学園長を務める。

 ■朝から全校集会 学校関係者動揺
 菊川南陵高(菊川市河東)の後藤雅典校長が11日、運営する学校法人の学園長らを告発した。突然の出来事に同校は朝から全校集会を開いて生徒に状況を説明し、授業は中止。一方、複数の学校関係者は運営法人と現場の関係のゆがみを吐露した。
 関係者らによると、7年ほど前に前身の国際開洋学園が多額の負債を抱え、閉校が取りざたされた際、現学園長らは存続のために資金援助をし、運営を引き継いだという。学園長らは特にスポーツを通じた指導を強化し、一時は入学者が100人を超えるなど手腕に評価を得ていた。
 一方で、自身の会社の社員を校内で働かせるなどしていた。学校関係者は「混同では、と疑問を抱いていた」と言う。別の関係者は「教職員への指導が厳しく、短期間で辞めてしまう人も多かった」と話した。

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