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舞台の地方進出に尽力 劇団四季創設・浅利慶太さん死去

(2018/7/19 07:40)
「キャッツ」静岡公演を前に抱負を語る浅利慶太さん=2003年、静岡市内
「キャッツ」静岡公演を前に抱負を語る浅利慶太さん=2003年、静岡市内

 劇団四季を率いた浅利慶太さんは、「文化の東京一極集中の排除」を掲げ、公演の地方進出を積極的に進めた。21日から静岡市で54公演を行う「オペラ座の怪人」など、長年の悲願は地方ロングラン公演へと結実した。
 2001年、同作の地方都市公演は仙台、広島、静岡でスタート。東京や名古屋、大阪などにある劇団四季の専用劇場以外での公共ホールに舞台機構を持ち込み、特殊な演出が必要な作品の上演に挑んだ。
 静岡市では、市民文化会館を2カ月にわたって借り切った。当時の市長小嶋善吉さんは、「劇団の評判は高く、市民も理解してくれるだろうと喜んで話を受けた。浅利さんは舞台芸術家として高い理想を持っていた」。
 仙台や広島のホールより広い会場に、当時の関係者は「会期の後半、客席がガラガラになってしまったらどうしようという不安はあった。ふたを開けてみたら最後まで大成功だった」。約1カ月間の公演は8万人を動員し、地方都市公演に道筋をつけた。その後も県内では「キャッツ」「美女と野獣」など、専用劇場でなければ上演が難しいとされた作品が次々に登場。地方都市公演は作品を増やしながら、舞台芸術の魅力を広く伝えている。
 小嶋さんは「元気になったら昔の話をしたいと思っていただけに残念。お世話になりましたと伝えたい」と悼んだ。

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