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オウム松本死刑囚ら7人刑執行 当時の捜査関係者、事件風化懸念

(2018/7/7 07:16)
1995年5月9日、オウム真理教総本部敷地内の地下室の存在などを解明するため、地中レーダー(中央)を持ち込んで調べる静岡県警捜査員ら=富士宮市人穴
1995年5月9日、オウム真理教総本部敷地内の地下室の存在などを解明するため、地中レーダー(中央)を持ち込んで調べる静岡県警捜査員ら=富士宮市人穴

 オウム真理教の元幹部らの死刑が執行された6日、静岡県警の当時の捜査関係者からは、一つの区切りが付いたとの声が出る一方、事件の風化への懸念や真相が明らかになっていないことへのもどかしさが交錯した。
 「首謀者と教団幹部の刑が執行されたことは大きな区切りだ」。刑事部長として県警のオウム事件捜査の陣頭指揮を執った市川功さん(80)=静岡市駿河区=はこう話した。
 地下鉄サリン事件など未曽有の事件を引き起こした教団と対峙(たいじ)し、「国の存亡に関わる仕事をしているという実感があった。すべての警察官が気持ちを一つにして捜査に取り組んだ」と振り返る。ただ、「優秀な若者たちがなぜ、あれほどの犯行に及んだのか」との疑念は消えない。「事件を風化させてはならない。社会が関心を持ち続けることが大切だ」と語る。
 県警生活保安課生活対策官としてサリンの原料などの捜査に当たり、富士山総本部の捜索にも入った酒井衛さん(78)=富士市=は「正体の知れないものとの戦いだった。教団を解体するという思いで必死だった」と述懐した。死刑執行については「妥当な結果。来るべき時が来たというだけ」と言葉少なだった。県警生活安全部長だった秋田莞爾さん(77)=藤枝市=は「逃亡を続けた被告がいたため長期化はやむを得ない。一つの区切りだが、事件は未解明の部分があり、完全に終結したとは言えない」と話した。

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