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土地売買、自ら交渉「2回でまとまった」 前伊東市長逮捕

(2018/6/17 07:06)
伊東市が2015年に購入したホテル跡地(矢印)=18年3月撮影(静岡新聞社ヘリ「ジェリコ1号」から)
伊東市が2015年に購入したホテル跡地(矢印)=18年3月撮影(静岡新聞社ヘリ「ジェリコ1号」から)

 伊東市が2015年に購入したホテル跡地(同市桜木町)を巡り、便宜を図った見返りに不動産部門を持つ建設会社社長から現金約1千万円を受け取ったとして警視庁に収賄容疑で16日に逮捕された前市長(71)は、静岡新聞社の今年3月の取材に対し、同社と親密な関係にあることを認め、売買交渉について「(自ら)会社に行って話を進めた。2回目でまとまった」と述べた。
 関係者によると、容疑者は贈賄容疑で逮捕された社長(47)と自ら売買交渉していた。容疑者は静岡新聞社の取材に、建設会社との関係について「社長が自分と同じ伊東市宇佐美の出身。社長が子どもの頃から知っているから、すぐに話が通る」などと説明した。
 建設会社が運営するボクシングジム関連の会員制交流サイト(SNS)上で、容疑者がジム関係者と一緒に写った写真が公開されている時期もあった。
 関係者によると、ホテル跡地は14年10月に建設会社が強制競売により4700万円で落札。15年3月ごろまでに、容疑者が2億1千万円で市が購入する形で交渉をまとめ、市幹部に手続きを指示したとみられる。最終的には市が同7月に2億500万円で購入した。

 ■「剛腕」癒着のうわさも
 警視庁に収賄容疑で16日に逮捕された前伊東市長(71)は、市長在任12年間で、ひっ迫していた市の財政を自らのリーダシップで再建するなど「剛腕の改革者」の一面を見せた一方、特定の業者との癒着に関する「黒いうわさ」も長年にわたり、地元でささやかれてきた。
 容疑者は伊東市議を経て1995年から県議を3期務め、2005年に市長に初当選。就任直後から市財政立て直しに手腕を振るった。職員の人件費を削減し、国や県の補助金を積極的に活用。7億5400万円の累積赤字があった競輪事業も14年までに黒字化させた。退任後の17年6月~18年3月は同市特別顧問も務めた。
 一方で「黒いうわさ」もつきまとった。

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