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陸自、地元側に概要説明 東富士演習場2人死亡事故

(2018/3/16 07:59)
2人が乗った車が発見された場所/2人が発見された海苔川調節池
2人が乗った車が発見された場所/2人が発見された海苔川調節池

 小山町の陸上自衛隊東富士演習場で5日、民間人の男性2人が車で帰宅途中に死亡した事故の同日発生した土砂災害について、演習場を管理する陸自富士学校は15日、地元側に概要を報告した。演習場上流域の「馬返し上流渓谷」で発生したとみられる土石流が富士駐屯地西側で二手に分かれ、一方が渓谷から直線距離で約6キロ下流に位置し、2人が倒れていた海苔川(のりかわ)調節池に到達したという。この土砂災害と2人が死亡した因果関係については言及しなかった。
 御殿場市で行われた東富士演習場使用協定運用委員会拡大会議で、富士学校の寺西孝之管理部長がこれまでに把握した被害状況を説明した。
 富士学校によると、馬返し上流渓谷は標高1500~1600メートル。土石流は砂防ダムなど複数の砂防設備を越え、同校のある富士駐屯地の西側の市街地訓練場付近で二つに分岐した。一方は道路や流路工を流れて調節池に流入し、もう一方は県道150号(ふじあざみライン)に流れ出たという。
 2人は、作業していた市街地訓練場を離れた後、行方不明になり調節池で発見された。乗っていた車は土砂の経路に当たる流路工で見つかった。
 流木や土砂の除去など演習場内の原状回復作業を進行中で、道路はほぼ復旧し、流路工は排水できる状態になったという。ただ、砂防設備や流路工の一部は機能していない。当面は、被害を受けた区域での訓練を制限する方向で上級部隊と調整する。
 馬返し上流渓谷や砂防設備の原状回復、事故原因究明については関係機関と調整して進める。被害拡大や再発防止策に関しては「県の調査結果に沿って上級部隊と相談して検討する」と説明した。
 防衛省南関東防衛局の担当者はこれまでの治山治水対策によって「民間地や自衛隊施設に被害がなかったことは重要なこと」と述べた。

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