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静岡市、公文書偽造認める 職員、金券のずさん管理隠す

(2018/3/15 12:29)

 静岡市の職員が2016年、市と国が共同運営するJR静岡駅北口の地下駐車場「エキパ」に関する公文書を偽造した疑いが浮上した件で、市都市局の大滝茂雄局長は15日、記者会見し、交通政策課職員が駐車場金券のずさんな管理の実態を隠すため、14~15年度の受払簿を偽造していたと認めた。受払簿は市公文書管理規定に基づいて作成するため、職員の行為は虚偽公文書作成容疑などに当たる可能性がある。静岡中央署に相談している。
 受払簿は市が保管するエキパ回数券の在庫管理に使用する帳簿。市が回数券作成会社から受け取った回数券の納品額、市から駐車場管理会社に渡した回数券の支出額を日付とともに記載し、差額で在庫確認ができるようになっていた。
 16年2月に発覚したエキパ割引券の窃盗事件に絡み、同年6月、市は市議から管理体制に関する資料請求を受けた。しかし、担当者だった40代の男性職員は受付簿をずさんに管理し、ほとんど金額を記載していなかった。そのため、上司である50代の男性係長が独断で別の非常勤職員の女性に指示し、14~15年度の受払簿を一から作成させた。関係者名の印鑑も店で購入して押した。係長は「受付簿がないでは済まないと考えた」と話しているという。男性職員と係長は現在、別の部署に異動している。
 市は16年11月、係長の証言で偽造の可能性を把握しながら、調査を理由に公表しなかった。市長への報告も18年3月11日だったという。大滝局長は公表が遅れた理由に係長が偽造に関わった直後、体調を崩して休職したことなどを挙げた上で、「公務員としてやってはならないこと。市民の信頼を損なった。組織としてのチェック体制ができておらず、非常に責任を感じている」と謝罪した。

  <メモ>エキパ割引券窃盗事件 2016年2月、エキパに侵入し割引券(回数券とサービス券の2種)を盗んだとして、静岡中央署は市が管理を委託していた会社の警備員を建造物侵入と窃盗の疑いで逮捕した。その後、静岡地検が不起訴処分としたが、再びエキパ事務所に侵入した疑いで逮捕、起訴され、建造物侵入の罪で有罪判決を受けた。

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