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演習場上流の渓谷起点 土砂流出、林野庁調査 小山2人死亡事故

(2018/3/12 07:45)
土砂流出の起点(中央辺り)となった渓谷=11日午後、小山町の富士山東側標高約1900メートル地点(林野庁静岡森林管理署提供)
土砂流出の起点(中央辺り)となった渓谷=11日午後、小山町の富士山東側標高約1900メートル地点(林野庁静岡森林管理署提供)

 小山町の陸上自衛隊東富士演習場内で5日、男性2人が亡くなった事故で、演習場上流域の富士山東側斜面にある渓谷を起点に土砂流出が起きていたことが11日、林野庁静岡森林管理署などの調査で分かった。
 調査はヘリから目視で行った。土砂流出の起点は標高約1900メートルの渓谷上部。渓谷は通称グランドキャニオンと呼ばれ、上部から下部まで約1・5キロの長さがあった。起点から調節池までは直線距離で約6キロ。渓谷より上部でも小規模な土砂移動があったが、断片的な移動のため、浸食の多かった渓谷の上部が起点と判断した。
 5日は富士山各地で大量の水を含んだ雪が流れ下る「スラッシュ雪崩」が発生していたが、調査に参加した今泉文寿静岡大農学部准教授は「雪がどれだけ影響したかわからないため、スラッシュ雪崩とは断定できない」と指摘。災害当時の気象状況などから「起点付近の土壌が凍結し、水が地中にしみ込まずに地表を伝って渓流に流れ込んだことが大規模な土砂流出の主な原因となった可能性がある」との見方を示した。

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