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死刑判決「生命軽視の態度著しい」 浜名湖連続殺人で被告指弾

(2018/2/24 07:50)

 浜名湖連続殺人事件の裁判員裁判で強盗殺人や殺人、死体損壊、死体遺棄など九つの罪に問われた浜松市北区、宅地建物取引士の男(34)に死刑を言い渡した23日の静岡地裁判決で、佐藤正信裁判長は検察側の立証をほぼ全面的に認め、被告が二つの殺人事件の犯人だったと断定した。その上で、「生命軽視の態度が著しく、一連の犯行は冷徹で残忍」などと極刑選択の理由を述べた。
 公判は、被告が元同僚の無職の男性=当時(62)=と知人の工員の男性=当時(32)=を殺害したかどうかの犯人性が争点だった。
 主文の読み上げを後回しにせず、冒頭で死刑を宣告した佐藤裁判長は、いずれの事件も被告に2人を殺害する機会があったことを示す防犯カメラ記録や証拠隠滅を図った痕跡などを踏まえ、「被告が犯人でないとしたら、合理的な説明がつかない」と指摘した。
 無職の男性の殺害については「財産を奪う目的だったことは明白。周到に準備された計画的な犯行で、こうかつで物欲が際立っている」と非難し、工員の男性の殺害は「強固な殺意に基づく情け容赦のない犯行」と指弾した。
 判決によると、被告は16年1月29日ごろ、浜松市西区のマンションで手段不明の方法により無職の男性を殺害してキャッシュカードや実印を強取し、7月14日までに遺体を焼損して浜名湖または周辺に投棄した。書類などを偽造して無職の男性のマンション所有権などを不正に取得したり、老齢厚生年金をだまし取ったりした。同年7月5日ごろには磐田市のアパートで工員の男性の右腹部を刃物で2回刺して殺害し、遺体を切断して浜名湖または周辺に投棄した。

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