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スマホの閲覧制限、低年齢も 静岡県警、性被害根絶へ啓発

(2018/2/20 17:30)
入学説明会で保護者にフィルタリング機能の利用を呼び掛ける静岡県警の加藤悟少年課長=2日、焼津市立港小
入学説明会で保護者にフィルタリング機能の利用を呼び掛ける静岡県警の加藤悟少年課長=2日、焼津市立港小
静岡県内の児童・生徒のフィルタリング利用状況(県教委の2016年度末調査)
静岡県内の児童・生徒のフィルタリング利用状況(県教委の2016年度末調査)

 静岡県警が子どもの性犯罪被害根絶に向けて対策を強化している。スマートフォンの普及に伴いインターネット利用の低年齢化が急速に進み、会員制交流サイト(SNS)をきっかけに犯罪に巻き込まれるケースが後を絶たないためだ。県警は有害サイトの閲覧を制限するフィルタリング機能の利用を保護者に働き掛ける一方、被害の潜在化に警戒を強めている。
 「小学生にもネットは身近になってきている。お子さんが危険な情報に触れないように注意して見守ってほしい」。2日に焼津市立港小であった入学説明会。集まった約100人の保護者に対し、県警の加藤悟少年課長はフィルタリング機能の重要性を強調した。
 判断力が未熟な低年齢期からネットの危険性を認識するには、家庭で子どもと接する保護者の協力が欠かせない。県警は県教委などと連携し、入学説明会や防犯教室などさまざまな機会を通じて啓発に取り組む。携帯電話販売店に対してもフィルタリング機能の利用を推奨するよう要請している。
 県警少年課によると、2017年に児童ポルノ事件の被害に遭った少年少女は過去最多の27人だった。うち7人は小学生で、低年齢化が進んでいる実態が浮かぶ。
 自分の裸を撮影させ、画像を送信させる「自画撮り」被害も深刻だ。SNSで知り合った見ず知らずの男に言葉巧みに顔写真などを送らされ、裸の写真も要求される。拒否すると、相手の態度が急変。「言うことを聞かないと写真をばらまくぞ」などと脅され、困った末に写真を送る―。こんな手口が目立つという。
 表面化する被害は氷山の一角とされ、17年10月に発覚した神奈川県座間市の事件ではSNSが悪用されて女子高校生を含む若者らが犠牲になった。県警の担当者は「啓発活動と取り締まりを両輪で進め、子どもたちの性被害を根絶したい」と話す。

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