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急降下に気付かず墜落 浜松ヘリ事故、空自が原因発表

(2018/2/15 07:41)
空自ヘリ墜落事故の概要
空自ヘリ墜落事故の概要

 航空自衛隊浜松基地(浜松市西区)所属のUH60J救難ヘリコプターが昨年10月に同市沖合に墜落し、乗員4人が死亡した事故で、空自は14日、機長らが機体の状態と自分の感覚にずれが生じる「空間識失調」に陥り、機体の急降下に気付かなかったことが原因と推定されると発表した。
 空自によると、事故機は夜間の洋上訓練に向かうため、高度約300メートルを飛行中、高度を下げて雲を避けようとした。しかし、月明かりもなかったため、夜間暗視装置の視認性が低下。さらに表示が実際の状態よりも数秒遅れる特性がある昇降率計を見て降下率を誤認し、空間識失調に陥ったとみられる。
 このため、通常の約2倍の降下率で急降下していることに気付かず、高度約75メートルまで低下。回収された装置に残された音声記録では、高度低下を知らせる警報音が鳴っていたにもかかわらず、乗員が反応せず、その約6秒後に墜落した。フライトレコーダー(飛行記録装置)などに墜落回避の操作が取られた形跡はなかったという。副操縦士も含め、計器類の確認不足もあったとみられる。
 空自の航空事故調査委員会は、トラブルがあったような会話記録が残っていないことなどから「機体に異常があったとは考えていない」との見解を示した。

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