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トラック自動隊列走行へ 国交省、新東名6車線化急ぐ

(2018/1/13 08:02)
トラック隊列走行の将来の実現イメージ
トラック隊列走行の将来の実現イメージ

 国土交通省の社会資本整備審議会部会は12日までに、高速道路の整備に関する基本方針に新東名高速道の6車線化の環境整備を急ぐ必要性を明記した。自動運転の一形態である「トラックの隊列走行」の実現に向け、片側3車線の区間を増やすことで、自動運転するトラックなど物流車両と一般車両が交錯して追突事故を起こすリスクを抑え、自動運転をスムーズに実現する狙いがある。
 新東名は計画当初、6車線での供用を想定していた。だが、事業費圧縮などを理由に6車線の道路幅を確保しながらも4車線で運用する「暫定4車線」に一部区間が見直された経緯がある。このため4車線と6車線の区間が混在している。
 基本方針では、高低差やカーブが緩やかで隊列走行に適した新東名を「物流の主要幹線」と位置付けた上で、車線が減少する箇所の追突事故のリスクを指摘。6車線化できる構造になっている区間は「6車線運用を可能とする環境整備を急ぐ必要がある」と記した。技術開発や実証実験の成果を踏まえ、走行車線や分・合流部の整備検討の必要性に触れた。
 また、隊列走行の分離・連結地点にすることを想定し、サービスエリアやパーキングエリアでスペースの整備などを進める方針も盛り込んだ。

 ■浜松SA―遠州森PAで実験 3台編成 23~25日
 経済産業省と国土交通省は12日、新東名高速道の浜松サービスエリア(SA)と遠州森町パーキングエリア(PA)の区間で23~25日の3日間、自動運転によるトラック隊列走行の実証実験を初めて実施すると発表した。
 政府は2020年に後続車両を無人にした隊列走行を新東名で実現することを目指している。今回は後続車両の運転手がハンドル操作し、加減速のみ自動運転を適用する。
 浜松SA―遠州森町PAは片側3車線が長い区間のため実験区間に採用された。
 トラック3台を1編成とし、最も左側の第1通行帯を走行して1日2往復を予定している。一般車両と一緒に走り、交通の流れへの影響や周辺車両からの認識などを確認する。
 国内トラックメーカー4社がそれぞれ開発した車両を入れ替えながら実験する。異なるメーカーのトラックを使った隊列走行は世界初という。

 <メモ>自動運転によるトラックの隊列走行 通信技術を使って、縦に連なるトラック数台を同時に操作する。最終的に先頭車両だけに運転手が乗車し、後続車両は通信技術によって無人運転で走行させる計画。政府は高速道路での実用化を想定し、2020年に新東名で実現した上で22年をめどに東京―大阪間の事業化を目指す。運転手不足対策としても期待されている。

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