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損傷激しく原因特定難航 富士・工場爆発1週間

(2017/12/8 07:48)
爆発が発生したプラント周辺などを調べる捜査員ら=7日午後、富士市厚原
爆発が発生したプラント周辺などを調べる捜査員ら=7日午後、富士市厚原

 富士市厚原の化学工場で作業員1人が死亡し、14人が重軽傷を負った爆発事故は8日で発生から1週間を迎える。被害は爆発があったプラント内外の広範囲に及んだほか、プラントの損傷は激しく、原因特定につながるような残存物も少ない。警察や消防は連日、現場検証を重ねるが原因特定まで長期化する可能性も予想される。
 プラントは鉄骨4階建てで、延べ床面積が1900平方メートルを超える。富士署などは爆発の翌日から業務上過失致死傷容疑で現場検証を開始し、プラント内外の損傷状況や範囲を調べている。同社従業員から話を聞いているほか、今週に入り、工場や協力会社(同市厚原)など関係先の家宅捜索も行った。
 爆発の影響は工場内の別の建屋や工場北側を中心とした周辺地域にまで及んだ。関係者は「火災の影響でプラントの強度が落ちていることもあり、少人数で検証をしている」と語る。残存物が少なく、原因特定に関わるかどうかの判断すら困難になっているという。
 プラントでは熱した松ヤニなどを加工し、冷やして固め、砕く作業などを行っていたため粉じん爆発の可能性もある。爆発の特性の測定などを行う公益社団法人産業安全技術協会(埼玉県)の山隈瑞樹常務理事は「一般的に、松ヤニが空気中に分散した状態で静電気など何らかのエネルギーが加えられると、爆発する可能性がある」と指摘。一方で「物質の量や工程、作業内容などが分からないと判断はできない」とした。
 この爆発で、協力会社の従業員(64)が死亡。全身やけどの重傷を負った3人には協力会社の男性社長も含まれているという。

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