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線路立ち入りや置き石… 静岡県内鉄道各社、対応苦慮

(2017/11/21 08:24)
防犯カメラに映った置き石行為。重大事故につながる恐れもある=8月6日、静岡市葵区(静岡鉄道提供)
防犯カメラに映った置き石行為。重大事故につながる恐れもある=8月6日、静岡市葵区(静岡鉄道提供)

 列車の運行を妨げ、重大事故にもつながりかねない線路への置き石や立ち入り行為が静岡県内で後を絶たず、鉄道各社が対応に苦慮している。各社は沿線への防犯カメラ設置など対策を進めているものの、根絶には至っていない。
 8月6日午後3時ごろ、静岡市葵区の静岡鉄道の踏切に男子中学生とみられる3人組が現れた。遮断機が下りてしばらくすると、そのうちの1人が落ちていた石を拾ってレールの上に置き、直後に電車が通り過ぎた。一部始終を踏切に設置されたカメラが捉えていた。
 事故にはつながらなかったが、異音を検知した運転士は電車を緊急停止させた。こうした置き石被害のたびに安全確認をする必要があり、運行に支障が生じているという。
 静岡鉄道によると、2017年度の置き石被害は3件(10月末時点)。前年同期の1件を上回り、14年度の2件、15年度の1件と比べても多い。
 同社は16年4月から沿線の全ての踏切にカメラを設置したが、被害はなくならない。大半が小中学生による行為といい、沿線の学校に対し注意を喚起している。
 JR東海静岡支社によると、2012年度以降、管内で年間2~6件の置き石被害があり、今年も10月末時点で2件が確認されている。沿線の学校で紙芝居を活用した啓発活動を行ったり、駅構内や車内放送で危険行為防止を訴えたりしているという。
 全国的には中学生が線路に置いたコンクリートで事故が発生し、多額の損害賠償が請求されたケースもある。往来危険や威力業務妨害の罪に問われる可能性のほか、列車への接触など事故のリスクも高い。県内のある鉄道会社は「悪質な場合には厳しい対応で臨む」と警鐘を鳴らす。

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