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見通し悪い交差点、車接近お知らせ 磐田のメーカーと大学開発中

(2017/11/15 17:15)
システムの作動を確認する社会実験。交差点に近づく車両の存在を赤い印で知らせる=10月中旬、磐田市気子島
システムの作動を確認する社会実験。交差点に近づく車両の存在を赤い印で知らせる=10月中旬、磐田市気子島
交通安全支援システムのイメージ
交通安全支援システムのイメージ

 磐田市の電子機器製造業ロジパックが、愛知県の愛知工科大工学部と共同で、出合い頭事故防止を目的とした交通安全支援システムの開発を進めている。無線技術を応用して交差点への接近を運転者に知らせる仕組みで、住宅街の路地など狭い道路への設置を想定。担当者は「小型で低コストの機器を開発し、見通しの悪い交差点での事故を減らしたい」と意気込む。
 開発中のシステムは道路と車両に専用のセンサー機器を設置し、自分の車だけでなく、他の車も交差点に近づいていることを運転者に知らせる。同社によると、見通しの悪い交差点への設置を目的とした同様のシステムの開発は国内初という。
 同大の宇野新太郎教授(62)が2011年から研究を始め、昨年秋ごろに宇野教授と同社が行政機関の紹介で知り合い、商品化に向けて話し合いを重ねている。
 10月中旬に磐田市内の住宅地で行った実証実験では、交差点を中心に20メートル間隔で路上に機器を設置し、車載器を取り付けた車両2台に別方向から時速約30キロで走行させた。両車が交差点に近づくと、車載器に接続されたパソコンの画面上に接近を知らせる赤い印が表示された。
 5年後の商品化を目標に、今後はスマートフォンの地図アプリと連動したり、カーナビの画面に表示したりできるように改良を進める。自転車や歩行者にも車両の接近を知らせるシステムの構築も目指す。
 磐田署によると、今年1~9月に県内で発生した車同士の出合い頭事故の約7割が信号機のない交差点で起きているという。同社担当者の柴田恭孝さん(40)は「3年以内には市内で試験的に導入したい。高速道路や幹線道ではなく、地域の小規模交差点に焦点を絞り、安全な道路を作っていきたい」と展望を語った。

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