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非行26グループ解体 「ジャストフィット作戦」 静岡県警

(2017/1/12 08:02)
「周りに迷惑を掛けるのでもう悪いことはしたくない」と語る県東部の少年(16)=2016年12月下旬、静岡市駿河区
「周りに迷惑を掛けるのでもう悪いことはしたくない」と語る県東部の少年(16)=2016年12月下旬、静岡市駿河区
県警の伊東孝晃巡査部長が少年に渡したメモ(写真の一部を加工しています)
県警の伊東孝晃巡査部長が少年に渡したメモ(写真の一部を加工しています)

 非行グループを早期に把握、解体に導き、少年一人一人の立ち直りまで総合的に支援する静岡県警の新施策「ジャストフィット作戦」。2016年3月のスタートから同12月末までに26グループを解体したことが、県警への取材で分かった。少年に寄り添いながら相談に乗ったり、職業体験や農業体験といったプログラムを取り入れたりして計136人を支援した。
 県警少年課によると、近年は少年の摘発、補導人員が減少傾向にあるものの、組織化されたグループによる非行が目立つようになってきた。県内では地元少年グループと暴走族による集団抗争事件や、中学生の非行グループ内部での殺人未遂事件が発生している。同課の担当者は「集団化することで非行がエスカレートし、悪質な事件に発展する傾向がある」と指摘する。
 こうした状況を受け県警が非行グループ対策に特化した取り組みとして始めたのが「ジャストフィット作戦」。非行が深化する前にグループ解消を図るとともに、再び非行に走ることがないよう少年の立ち直りを支える。
 具体的には、警察官や県警少年サポートセンターの補導員らが少年と定期的に連絡を取って相談などに応じるほか、職業、農業体験を少年の自己肯定感を育む手段として活用している。同課の夏目敏孝課長は「立ち直りには、少年にここにいたい、これをやりたいと思わせる『居場所づくり』が何より重要」と強調する。
 体験活動には、県警の委嘱を受けた民間の「少年警察ボランティア」が協力している。ボランティアを務める岩間自動車(富士市)社長の岩間清人さん(45)は「人との出会いで大きく変わる子どももいる。一日一日、少しでも成長していこう」と訪れた少年に語り掛ける。

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