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静岡県内高齢者の免許返納 昨年最多1万2896人

(2017/1/6 07:50)
県内で運転免許を自主返納した高齢者の推移
県内で運転免許を自主返納した高齢者の推移
運転免許の返納手続きをする高齢者=5日午前、静岡市葵区の中部運転免許センター
運転免許の返納手続きをする高齢者=5日午前、静岡市葵区の中部運転免許センター

 静岡県内で2016年に運転免許を自主返納した65歳以上の高齢者が前年比16%増の1万2896人と過去最多だったことが5日、県警への取材で分かった。全国で高齢ドライバーによる事故が相次いだことが影響したとみられる。県警は事故防止の有効な手段とみて、運転に不安を覚える高齢者に対し自主返納の呼び掛けを強化している。
 「事故を起こす前にやめた方がいいと思って」。5日に静岡市葵区の中部運転免許センターを訪れた男性(80)は、さっぱりとした表情で返納した。
 若い頃と同じように運転できる自信はある。だが、同年代のドライバーによる悲惨な事故に背中を押され“引退”を決意した。「妻が運転できるし、タクシーやバスもあるから大丈夫」。ただ、車を手放せない高齢者の心情を理解できるともいう。
 16年の自主返納者を月別にみると、11月が前年比53%増、12月が同39%増と急増した。登校中の小学生の列に突っ込んだり、病院の敷地内で暴走して歩行者をはねたりといった重大事故が全国で相次いだことがきっかけとみられる。県警交通企画課は「運転を不安に感じたり、家族に促されて返納する人が多くなった」と分析する。
 自主返納制度は1998年に始まった。2011年ごろから増加が顕著となり、15年に初めて1万人を突破。免許を自主返納すると身分証代わりになる「運転経歴証明書」の交付を受けられるほか、タクシーやバス運賃が割引になる特典も広がり、返納を後押しする。
 ただ65歳以上の免許保有者は増え続け、昨年11月末時点で61万3341人に上る。自主返納者の「生活の足」をどう確保するかも大きな課題となっている。

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