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シングルマザー創業支援 静岡市など、民間資金の活用研究

(2019/3/16 07:31)

 静岡市と一般財団法人社会的投資推進財団(東京都港区)、デジサーチアンドアドバタイジング(同渋谷区)は13日、社会課題解決型の事業に民間資金を活用し、成果に応じて出資者に報酬を支払うソーシャル・インパクト・ボンド(SIB)の調査研究を連携して行う協定を締結した。モデル事業として、シングルマザーの創業支援事業に取り組む。
 既存のSIBが行政コストの削減を報酬の評価軸とするのに対し、モデル事業は行政の税収増加分を評価軸とする。税収増加分というアップサイド(利益が発生する可能性)に注目したSIBは世界初だという。
 今後、起業を目指すシングルマザー3人を公募し、財団と同社が資金を提供する。想定する業種はウェブメディアや電子商取引(EC)サイトなど。ウェブサイトの立ち上げや運営、企業経営に必要な能力の開発プログラムを用意し、最大2年間、伴奏支援を行う。
 事業が成功しなければ出資金は回収できないが、成功すれば、出資者に売り上げの一定割合が分配され、行政から税収増加分の一部が支払われる。
 13日に市役所静岡庁舎で開かれた協定締結式で、同財団の青柳光昌代表は「行政はリスクを負わずに民間活力を活用し、投資家は投資しながら社会貢献できる。新しい金融の仕組みを社会実装につなげたい」と語った。同社の黒越誠治代表は「シングルマザー向けのファンドは経済的利益と社会的課題解決の両立が目指せる有望分野。他自治体に広められるよう成功させたい」とした。

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