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松崎・道の駅「花の三聖苑」休館危機 町議会、管理者議案を否決

(2019/1/18 08:11)
4月1日以降の指定管理者がいなくなり、休館が危ぶまれる道の駅「花の三聖苑」=17日午後、松崎町大沢
4月1日以降の指定管理者がいなくなり、休館が危ぶまれる道の駅「花の三聖苑」=17日午後、松崎町大沢

 松崎町大沢の道の駅「花の三聖苑」が4月以降、休館を迫られる事態になっている。17日の町議会臨時会で道の駅の指定管理者を町振興公社に定める議案が否決され、運営者不在となるためだ。町は道の駅の観光拠点化を図るため、地場産品直売所などの新設計画を進めていて、春の観光シーズンの戦略にも影響が出そうだ。
 町振興公社を指定管理者とする議案は昨年12月定例会に続き、2回目の否決となる。道の駅「花の三聖苑」は1995年のオープン以降、町振興公社が指定管理委託を受けて運営し、赤字経営が続いていた。
 議会側はこれまでに直売所新設などに伴う財政悪化を指摘し、長期運営計画や経営改善策の提示などを求めていた。審議では一部議員から「道の駅の具体的な事業計画案が示されず、将来像が見通せない」などの意見が相次ぎ、再び否決となった。
 町は収益増加に向けた経営改善を行い、従業員教育に力を入れると主張。契約期間の5年以内でも、大きな損失などが生じた場合は指定管理者を取り消すなどとしていた。
 町は4月1日以降、道の駅のレストランや入浴施設を休止する方針。長嶋精一町長は「議会が決めたことなのでやむを得ない。町や民間団体委託による道の駅の運営は考えていない」と話し、振興公社による運営への理解を求めていくという。
 町は道の駅整備計画を予定通り進める考えで、事業費を2019年度当初予算案に計上し、工事着手したいとしている。

 ■道の駅「花の三聖苑」 松崎町の歴史文化を紹介する複合施設で、レストランと温泉入浴施設を併設する。毎年約5万人が利用。敷地面積は約8千平方メートルで、車50台分の駐車スペースがある。館内には、幕末から明治に活躍した同町出身の3人の偉人「三聖人」の功績を紹介した資料などを展示している。
 春には、正面を流れる那賀川沿いの桜並木が満開になり、道の駅敷地内ではイベントが開催され、多くの観光客らでにぎわう。伊豆縦貫道開通を控え、松崎町の“玄関口”として利用者増加が期待されている。

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