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富士川濁り、調査へ協議 静岡県、上中流域山梨県と

(2019/1/12 07:22)
富士川(右)に合流する早川から出た濁った水=2018年12月15日、山梨県身延町(本社ヘリ「ジェリコ1号」から)
富士川(右)に合流する早川から出た濁った水=2018年12月15日、山梨県身延町(本社ヘリ「ジェリコ1号」から)

 サクラエビの記録的な不漁を受けた富士川の濁りの原因究明に向け、静岡県は11日までに、上中流域の山梨県と現地調査について協議を開始した。既に山梨県内の現地視察を実施。中平英典水産業局長は11日、今後の協議結果を踏まえ、静岡県が山梨県で調査に乗り出す可能性を示唆した。
 静岡県は早川(山梨県)から出た濁りが富士川に合流する地点(同県身延町)や、早川上流域の雨畑ダム(同県早川町)を既に視察した。今後想定しているのは、濁りの原因物質の量の特定やpH値の調査とみられる。海産物の不漁を受け、静岡県が他県の河川に出向いて調査することが決まれば異例だ。
 中平局長は雨畑ダムから導水管(総延長約50キロ)を経て、水力発電に利用されるなどした後、静岡市清水区蒲原の工場放水路から駿河湾に注ぎ込む水が「濁っている」とのサクラエビ漁師からの情報提供を受け、担当者が視察したことも明らかにした。
 由比港漁協は放水路付近の海底や雨畑ダム湖の泥を成分調査に回している。宮原淳一組合長は同日、「今月中旬には分析結果が出るのではないか」と話した。一方、中平局長は工場放水路周辺の調査について「放水路の状況は日々見ている。状況を見て調査するか判断したい」と述べた。
 県水産資源課は同日、昨年12月25日午前に実施した、県内の富士川下流域5地点の濁り調査について、いずれも水質汚濁防止法に基づき国が告示した基準内だったことを明らかにした。

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