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「安心」も依然「危機感」 ニホンウナギの輸出入規制見送り

(2019/1/8 07:32)
出荷されるニホンウナギ。国際取引規制を回避したが、資源問題は今後も続く=2018年12月下旬、浜松市西区
出荷されるニホンウナギ。国際取引規制を回避したが、資源問題は今後も続く=2018年12月下旬、浜松市西区

 動植物の輸出入を制限して種の保存を図るワシントン条約の締約国会議で、絶滅危惧種ニホンウナギは議題に上らないことが7日、明らかになった。日本が大半を輸入に頼るニホンウナギの国際取引規制は回避され、業界関係者は「安心した」と胸をなで下ろす。ただ、資源の減少や不正流通などの問題は依然解決されないままで、「事態は何も変わらない」との声も上がる。
 希少生物の国際流通に詳しい早稲田大の真田康弘客員准教授によると、「ウナギが規制対象の要件を満たしているのは明らか」。資源の減少や密輸などの不正取引は続き、問題は国際社会でも認知されつつある。しかし、各国の関心は既に規制されているヨーロッパウナギの相次ぐ不正流通に集まり、昨夏開催された同条約の動物委員会でも「ニホンウナギの議論はほとんどなかった」という。
 湖西市の養鰻業水野真隆さんは昨年4月、ロンドンで開かれたウナギの国際ワークショップに参加し、各国の“誤解”も感じ取った。「日本が海外のウナギを食べ尽くしていると言う人もいた」。水産庁の職員を通じて正しく現状を説明し、規制回避へ向けて「一つの懸念が払しょくできた」と振り返る。

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