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東京五輪の63年公文書展示 地球環境史ミュージアム

(2018/11/3 07:42)
1963年当時の東京五輪対策の会議録などが公開された展示=1日、静岡市駿河区のふじのくに地球環境史ミュージアム
1963年当時の東京五輪対策の会議録などが公開された展示=1日、静岡市駿河区のふじのくに地球環境史ミュージアム

 静岡県は1日、静岡市駿河区のふじのくに地球環境史ミュージアムで、1963年に開かれた県の東京五輪対策特別委員会の会議録など歴史的公文書の展示を始めた。県内の五輪候補の強化選手名簿や宿泊対策の検討状況などの資料が並ぶ。2020年東京五輪・パラリンピックの開催準備にも通じる対応や検討が、半世紀以上前にも行われていたことがうかがえる展示となっている。12月25日まで。
 歴史資料として価値のある公文書を公開する全4回シリーズの企画展示の第3弾。今回は「公文書でたどる静岡県の昭和 社会・文化・教育」がテーマ。
 東京五輪対策特別委員会会議録は、翌年の本大会に向けて63年10月に開催された会議の資料とみられる180ページの冊子。強化選手名簿は県内の五輪候補35選手の名前と出身校などをまとめている。
 実際に五輪に出場したのは陸上6人、水泳4人、サッカー3人など計17人で、最高成績はウエートリフティング三輪定宏選手(佐久間高、明大)の5位入賞だったことが記載されている。
 宿泊対策の資料は五輪期間中の宿泊外国人数を1日3万人と見込み、計画を練ったことが読み取れる。道路の新設、通訳を大学生に依頼したことも分かる。聖火リレー県内115カ所の通過点を記した地図も見ることができる。
 展示を見学した静岡市葵区の男子児童(11)は「聖火リレーがうちの近くを通っていたことが分かった」と話した。静岡大4年の女子学生(22)は「五輪関連施設の跡地利用など、2020年大会と同じ課題が当時も検討されていた」と興味深そうだった。
 このほか、本県で開催された1957年国民体育大会のパンフレット、浜松市への女子短期大学設置の起案・回答文書なども展示している。同ミュージアムの菅原大助准教授は「文書を通じて人の動きや歴史を読み取ってほしい」と語った。

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