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富士山に向かう車専用道、サイクリストに道開いて 裾野市が検討

(2018/9/9 07:42)
南富士エバーグリーンライン
南富士エバーグリーンライン

 2020年東京五輪自転車競技ロードレースのコースでもある裾野市内を走る南富士エバーグリーンラインを、サイクリストが走ることができない課題が浮上している。自動車専用道路のため、道路運送法によって自転車の通行が認められないためだ。五輪の機運醸成を図りたい裾野市にとっては大きな壁で、管理者との連携で課題解決に向けた検討作業に入る。
 同道は裾野市須山を走る延長8・6キロの富士急行が所有・管理する有料道路。遊園地「ぐりんぱ」やスキー場「イエティ」など同社の観光施設があり、アクセス道路にもなっている。
 終点付近は標高1400メートルで、東京五輪ロードレースの競技コース最高地点。富士山に向かうコース設定で、起伏の激しい坂道を登っていくハイライトスポットともなる。
 裾野市内の観光業界もコースの今後に注目している。市内の関係者は「サイクリストにとって腕試ししたい絶好のコース」と需要増を見込む。
 ただ、根拠法令の道路運送法の定義では、自転車の通行は認められていない。管理者が一時的に通行止めを実施すれば、自転車の通行は可能になる。裾野市の担当者は「五輪の機運醸成を図るためにもアピールしたいが難しい」と頭を抱える。
 富士急行から道路の運営を委託されているフジヤマリゾートの担当者は「自転車通行はできれば良いと考えていて、親会社と協議している」と話す。高村謙二市長も「五輪のレガシー(遺産)として残すためにも、何とか自転車が通れるようにしたい」と述べる。
 国土交通省自動車局の担当者は「地元からの問い合わせを受け、自転車の通行できるよう法令上の運用面の変更が可能かどうかを検討している。仮に可能となっても、自動車と自転車が安全に共存できる道路にしないといけない」と話した。

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