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浜松循環バス「く・る・る」廃止へ 18年度末、利用伸び悩み

(2018/8/10 08:58)

 浜松市は9日、中区の中心市街地の回遊性向上を目的に運行している循環まちバス「く・る・る」を2018年度末で廃止する方針を市議会地方創生調査特別委員会に報告した。存廃の評価基準としている1便当たりの乗客10人を達成するのが困難と判断した。議会側は交通弱者の負担などを懸念したが、市の方針を了承した。
 同バスは遠州鉄道が運行主体として02年に開始した。ピークの09年度に年間約30万9千人が利用したが、1便当たりの平均は9・6人。大河ドラマ「おんな城主 直虎」でにぎわった17年度も同8・4人にとどまった。
 市は存廃を検討しつつ、運行ルートの再編や利用料金の見直しなどで改善を図ってきたが、評価基準を1度もクリアできなかった。一方で、運行事業に対する市の負担額は02~17年度で計約5億9千万円に上った。
 市産業振興課は「今後も評価基準の達成は極めて厳しい」とした上で、遠州鉄道から乗務員確保が困難なため19年度以降の運行事業の入札参加を見送るとの申し出があったと報告した。市内の同業他社に循環バス運行の見積もりを依頼したが、辞退されたという。
 特別委で市議らは、中心市街地の活性化への貢献度や障害者などの交通弱者の利用状況などを詳しく検証するよう求めた。同課の担当者は「循環バスが利用できなくなり不便をかけるが、基本的に路線バスが運行している地域なので公共交通機関を利用してほしい」と述べ、今後事業終了を丁寧に周知するとした。

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