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環境影響を独自検証へ リニア工事、静岡県が有識者会議

(2018/8/8 17:01)
リニア工事に伴う自然環境への影響を独自検証するため、開かれた有識者会議=8日午前、県庁
リニア工事に伴う自然環境への影響を独自検証するため、開かれた有識者会議=8日午前、県庁

 静岡県は8日、JR東海のリニア中央新幹線工事に伴う南アルプスの自然環境への影響を検証する有識者会議を発足させ、県庁で初会合を開いた。県は大井川の流量減少問題を巡ってJR東海と意見が対立していて、今後、専門家の見解に基づいた対策を同社に求めていく方針だ。
 会議は地質構造・水資源部会と生物多様性部会で構成し、大学教授など県内外の専門家計10人が委員を務める。大井川の流量減少問題については、地質構造・水資源部会(部会長・森下祐一静岡大学術院理学領域教授)で検討。県や利水団体が求めているトンネル湧水全量を大井川に戻すという対策の妥当性や、リニア工事が表流水と伏流水に及ぼす影響などを検証する。
 JR東海はリニア工事に伴う流量減少量を毎秒2トンと試算し、導水路トンネルで1・7トン分は大井川に戻すとしている。残り0・3トン分は「必要に応じて」戻すとしていて、地元側は、何もしなければ県境を越えて流失すると懸念している。森下部会長は「『減少分』という考え自体があいまい。事業者はデータを公開し、試算の科学的根拠を示す必要がある」と話した。
 川勝平太知事は「南アルプスにリニア中央新幹線を通すことで悪影響があってはならない」とあいさつした。県は2018年度中に各部会の意見を取りまとめ、JR東海側に伝える予定。

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