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リニア準備工開始、作業員宿舎8月末から着手 JR東海

(2018/8/8 07:40)
椹島宿泊施設パース(JR東海提供)
椹島宿泊施設パース(JR東海提供)

 JR東海は7日、リニア中央新幹線南アルプストンネル工事の現場になる静岡市葵区井川地区で、昨年12月以来となる住民説明会を開いた。リニア工事関連の準備工のうち、作業員の宿泊施設建設に8月末から着手すると説明。2027年の開業が迫る中、本体工事の準備を加速させる構えを示した。
 宿泊施設は3カ所に建設を予定する。このうち椹島は延べ床面積7千平方メートルの宿舎を建て、工事終了後は地権者が南アルプスエコパークのリゾート施設として活用するという。
 地元が要望した県道三ツ峰落合線トンネルは9月から調査・設計に入り、20年度半ばに着工する方針を示した。整備費約140億円は同社の全額負担。全長4キロのトンネル新設で、現行より走行距離は10キロ、所要時間は20分短くなる。周辺の道路改良(対象区間約45キロ)は静岡市の負担で実施する。
 このほか、林道東俣線の整備も今年秋ごろから開始する。
 本県のリニア工事は沿線7都県で唯一の未着工区間だが、同社と静岡市が6月に基本合意を交わしたことで大きく前進した。JR東海中央新幹線推進本部の新美憲一副本部長は説明会の後、準備工の開始について「大きな意味で言えば、南アルプス工事の着手と捉えている」と述べた。井川自治会連合会の栗下浩信会長は「(トンネル整備の)要望を第一に考えてもらえたことはうれしい。市全体の発展につなげなくてはいけない」と歓迎した。
 ただ、リニア工事を巡っては大井川の流量減少問題は未解決のまま。県と流域10市町、11利水団体はトンネル湧水全量を大井川に回復させる対策を同社に強く求めているが、納得できる回答を得られないとして対立が続いている。

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