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リニア、大井川利水協発足 流量問題、10市町が静岡県に要望書

(2018/8/2 17:06)
川勝平太知事に要望書を手渡す大井川流域の首長ら=2日午前、静岡県庁
川勝平太知事に要望書を手渡す大井川流域の首長ら=2日午前、静岡県庁

 JR東海のリニア中央新幹線南アルプストンネル工事に伴う大井川の流量減少問題で、静岡県と流域の8市2町、11の利水団体が2日午前、大井川利水関係協議会を県庁で発足させ、初会合を開いた。これに先立ち、8市2町の首長らは川勝平太知事に対し、大井川の流量確保と水質保全対策の徹底を同社に働き掛けるよう求める要望書を提出した。
 これまでJR東海に対して別々に流量減少対策を求めてきたが、協議会に交渉窓口を一本化して同社への要請を強めるのが狙い。6月に同社と基本合意をした静岡市は協議会に加わっていない。
 要望書では、流量確保と水質保全対策について「(同社から)いまだに納得できる回答を得ることがなく、議論も平行線」と懸念を示した。染谷絹代島田市長は「水の問題は一歩も譲れない。改めて結束してオール静岡で臨みたいので知事の支援を」と要請した。
 川勝知事は「しっかり胸に刻み込んだ。すべてに関わる命の水。原則を曲げずに円満に解決していく」と述べた。
 8市2町は島田、焼津、掛川、藤枝、袋井、御前崎、菊川、牧之原の各市と吉田、川根本の両町。11団体は土地改良区や水道企業団、電力会社などで構成する。
 また、協議会と別に、県は流量減少問題に対応するため、外部専門家による研究会の設置を検討している。設置時期や人選などは未定だが、専門家の意見を聞いてJR側との交渉に役立てる。

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