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富士山5合目施設「世界水準に」 富士宮市、老朽化で新設要望

(2018/8/1 10:55)
老朽化が進む富士山富士宮口5合目のレストハウス=31日午前
老朽化が進む富士山富士宮口5合目のレストハウス=31日午前

 富士山富士宮口5合目に建つレストハウスが、1973年冬の完成から45年近く経過して老朽化が進んでいる。毎年夏に、静岡県側の3登山道で最多の来訪者を迎えている富士宮口の拠点施設で、富士宮市は新たにビジターセンター機能を持つ施設の整備を国や県に働き掛けるが、具体的な検討には至っていないのが現状だ。
 夏山登山の最盛期を迎えた31日、乗客を満載したツアーバスやシャトルバスが、富士宮口5合目に次々と到着した。登山者はバス乗降場すぐそばのレストハウスで身支度を終え、続々と登山口に向かった。施設について、兵庫県から初めて来訪したという自営業の男性(31)は「トイレの臭いが気になった」と本音を口にした。
 レストハウスは70年、麓と富士宮口5合目をつなぐ富士山スカイラインの登山区間が開通したのを機に建設され、県道路公社が富士表口山中休泊所組合に営業委託して運営を始めた。旧2合目~3合五勺(しゃく)の山小屋経営者が共同経営する形で今に至った。経営者の一人は「自分たち単独での建て替えは困難だ」との認識を示す。
 富士山は富士箱根伊豆国立公園に位置付けられ、自然公園法や文化財保護法の適用を受ける。市は景観にふさわしい新たな施設が必要だとし、自然やマナー、登山情報を案内する機能を求めている。防災面からシェルター設置なども要望する。
 須藤秀忠市長は「世界に恥じない施設の設置に向け、要望を継続していきたい」と強調する。
 県富士山世界遺産課の内野昌美課長は、富士山の玄関口の一つにふさわしい施設の必要性への理解を示した上で「官民の関係機関が、もっと議論を深める必要がある」と指摘した。

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